この記事ではそんなお悩みを解決していきます。
ビットコインとイーサリアムは時価総額、知名度ともに仮想通貨の中では安定の1位と2位です。
でも、いざ購入するとなるとなにが違うのか迷いますよね?
この記事を読めばビットコインとイーサリアムがどのように違うのか、何を基準に選ぶべきかが分かるようになります。
*あくまで投資は自己判断でお願いします
ビットコインとイーサリアム何が違う?
結論から言うと、ビットコインとイーサリアムの最も大きな違いは、その用途にあります。
決済手段として優れるビットコインと、アプリのプラットフォームとして優れるイーサリアムです。
時価総額でみると、1位がビットコイン、2位がイーサリアムになっています。
時価総額ランキング※ | 銘柄名 | 時価総額 |
---|---|---|
1位 | Bitcoin | 約51兆円 |
2位 | Ethereum | 約24兆円 |
3位 | Tether | 約8兆円 |
4位 | BNB | 約6兆円 |
5位 | USD | 約6兆円 |
※Coinmarketcap 2022年5月時点
ビットコインが定番なことは間違いないですが、他にも判断材料はあるのでまとめます。
・最古の仮想通貨というブランドが好き
・仮想通貨決済が今後伸びると期待
・イーサリアム2.0へのアップデートに期待
・イーサリアム創始者の考え方が好き
ビットコインとイーサリアムの大きな違いまとめ
ビットコインとイーサリアムの違いを5つのポイントでまとめます。
ビットコインとイーサリアムの違いは何か、最大の違いは“用途”が違うことです。
1. ビットコインとイーサリアムは用途が違う
ビットコインとイーサリアム、決定的に違うのが”用途”です。 時価総額ではビットコインが1位ですが、そもそも用途が異なるので優劣をつけることが難しいのです。
ビットコインの用途
ビットコインは価値を保存したり、交換する手段として適しています。
ここで大切になるのが、情報をブロックチェーンに記録するブロックを生成するのにかかる時間です。
ビットコインとイーサリアムのブロックを生成する時間を比較すると、イーサリアムが12分かかるのに対し、ビットコインは10分と速度が速いことが分かります。
イーサリアムの用途
イーサリアムはパソコンのOSのような存在です。
イーサリアムのブロックチェーン上には、様々なアプリケーションを乗せることが可能です。 そしてイーサリアムの最大の特徴は、スマートコントラクトが実装されていることです。
スマートコントラクトとは、あらかじめプログラムした内容を第三者を介さずに自動で実行できる技術です。
イーサリアムのブロックチェーンがあるからこそ、新しいアプリやサービスが生まれやすくなりました。
例えば最近盛り上がっているNFTや、Web3.0時代の分散型金融DeFiはイーサリアムの技術を使っています。
「最近話題のNFTについてもっと知りたい」この記事では、最近話題のNFTを初心者向けに分かりやすく解説します。 不安妻そもそもNFTってなに? マジメ夫そんな方[…]
NFTやDeFiなどのサービスが盛り上がると考える人は、イーサリアムの成長にも期待する人が多いと考えられます。
2. ビットコインとイーサリアムは発行上限枚数が違う
2つ目のビットコインとイーサリアムの違いは、発行上限枚数です。 ビットコインは上限枚数が2,100万ビットコインと決められているのに対し、イーサリアムには現時点で上限はありません。
発行上限枚数があるということは、それだけ希少性が高くなります。ビットコインの発行上限に到達した後にビットコインを買いたい人は、誰かから購入するしかなくなります。
このように決められた枚数の中でビットコインがほしい人が増えれば、1枚当たりの価値は高まっていきます。
3. ビットコインとイーサリアムの承認システムの違い
ビットコインもイーサリアムも、どちらもブロックチェーン技術を使っている点は共通しています。
大切なお金に関連する取引が発生するので、一つ一つの取引が正しいのかを判断する必要があります。 ただし、ブロックチェーン上では中央管理者がいないため、分散されたコンピュータがその判断を担います。
新しい承認システムはまだイーサリアムが開発中ですが、実現すればビットコインとの承認システムが違うことになります。
実はこのイーサリアムのアップデートに期待している投資家もたくさんいます。
一つ一つの検証・承認をしていくことで、ブロックチェーンのボックスを新しく生成していきます。この作業をマイニングと呼び、報酬を得ることができます。
ビットコインのPoW
取引が正しいかを検証する作業に対して報酬を用意する方法です。
これをProof of Work(PoW)と呼びます。
大量の計算が必要となり、初めに検証ができた場合に報酬を受け取ることができます。 つまり計算能力が高ければ高いだけ、報酬を受け取ることができるようになります。
イーサリアムの目指すPoS
電力とPCがあれば参加できるPoWとは異なり、PoSは一定以上の仮想通貨を保有する必要があります。
PoSはProof of Stakeの略です。
仮想通貨の保有量や保有期間に応じて、もらえる報酬が変わります。また、PoWで課題となっていた電力消費の問題も圧倒的に改善されます。
イーサリアムはこのPoSの実装に向けて、現在アップデートを行っています。
4. 創始者の発言が聞ける
ビットコインの創始者はサトシ・ナカモトという人物であると言われています。 ただしサトシ・ナカモトの存在は明らかになっておらず、ビットコインに関しては創始者の発言などはありません。
創始者がいなくても今でも拡大し続けるビットコインは、本物の分散型組織により運営される最大級のDAOとも呼ばれています。
「DAOについてもっと詳しく知りたい」 今回は最近話題の"DAO"(ダオ)について解説していきいます。 不安妻だお?[…]
一方でイーサリアムの創始者は、ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)でありロシア系のプログラマです。

若干27歳にして世界最年少の暗号通貨分野のビリオネアとなったヴィタリックは、メディアでもしばしば発信しています。ヴィタリックの発言に共感を持つ投資家は多く、非常に影響力があります。
5. イーサリアムはアップデート中
イーサリアムは過去に何度かアップデートをしています。
イーサリアムが常々抱えている問題として、高過ぎる手数料(ガス代)と処理速度があげられます。
2023年現在でもNFT購入に必要なガス代が数万円になってしまう事態が頻発しています。
人気NFTのBAYCを制作するYuga Labsは、メタバースプロジェクトOthersideについて、イーサリアムネット…
また、イーサリアムのサービスに需要が集まることは良いことですが、その需要に処理速度が追いつけなくなるリスクがあると言われています。
これらの課題を解決するためにイーサリアムは何度もアップデートをしています。解決できれば更にイーサリアムの需要は高まり価格は上がる期待がありますが、解決できなければ価格に影響が出るリスクがあります。
ビットコインとイーサリアムの技術的な知識は必要ない理由
もちろんテクノロジーを学ぶことは大切です。
ただし、興味を持っていないのに学ぶことは苦痛でしかないですよね。 興味が出たときに学べば良い理由を解説します!
ビットコインとイーサリアムのサービス
そもそもビットコインもイーサリアムも、サービスを提供する手段でしかありません。
サービスとはビットコインなら決済、イーサリアムならNFTプラットフォームなどです。
サービスは多くの人に使ってもらわなければ成長しないため、ユーザーにとっての使いやすさが求められます。
サービスはどんどん使いやすくなります。つまりテクノロジーに詳しくなくても、サービスだけは使い始めておくとその可能性にいち早く気づけます。
ビットコインとイーサリアムは簡単に買える
サービスが誰でも使えるのと同じように、ビットコインもイーサリアムも簡単に買えます。
一昔前は本人確認書類の手続きが郵送だったり、口座開設のマニュアルも充実していませんでした。でも今は全てウェブで完結しますし、色んなマニュアルもあります。
登録が全てWebで完結、初心者にも分かりやすい『コインチェック』がオススメです。もちろんビットコインとイーサリアム両方購入することができます。
ビットコインとイーサリアムに大金は必要ない理由
ビットコインやイーサリアムを購入するなら、小額から始められる『積み立て投資』がオススメです。
ビットコインとイーサリアムは積み立て設定可能
ビットコインとイーサリアムはどちらも少額からの積み立て購入の設定が可能です。初心者は自動で定期的に購入できる積み立て設定をするのがオススメです。
価格が下がっているときに大きく購入し、値上がり益を狙うことももちろん出来ます。
でもこの方法は非常に難しく、それが出来ていれば皆んなお金持ちになるはずです。
難しい理由は、ビットコインとイーサリアムがいくら仮想通貨を代表する通貨でも、価格の変動はまだまだ大きいからです。
ビットコインとイーサリアムは変動が大きい
2023年1月には仮想通貨は盛り返していますが、2022年は仮想通貨は情勢不安やある仮想通貨で起きた事故により大きく下落しました。
改めて仮想通貨の変動の大きさを誰もが実感したと思います。
仮想通貨の価格を読むことは非常に難しいです。なぜなら円やドルと異なり、中央管理者がいないため調整する機能がないからです。
このように価格変動が大きく読めないからこそ、『積み立て投資』は相性がいいです。
価格が下落するとどうしても購入をためらってしまいます。
自動積み立てならば、そんな時も悩むことなく淡々と購入することが可能です。
もちろん、コインチェックではビットコインもイーサリアムも積み立て投資設定が可能です。
『積み立て投資』については、こちらの記事もご参考にどうぞ。
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ビットコインとイーサリアムの将来性
用途は違えどビットコインとイーサリアムに共通している概念は”自立分散型”を目指している点です。
自立分散型の対比として、中央集権型があります。
中央集権型とはまさに現代のことで、GAFAを始めとする一部の大きな企業や組織のもとに情報や権力が集中している状態です。
権力が集中し過ぎると、ほんの一部でなされた意思決定が大き過ぎる影響力を持つ危険な状態になります。
この課題を解決するのが、ビットコインやイーサリアムであり自立分散型を目指すWeb3.0の基本的な考え方です。
この記事ではWeb3.0を初心者向けに解説していきます。 不安妻「Web3ってなにをするためのもの? 今までと何が変わるの?」 マジ[…]
分散によってユーザーの課題を解決するWeb3.0のサービスは、世の中の仕組みを一変させるほどの影響力があると言われています。
そして、その世界で使われる通貨がビットコインでありイーサリアムなのです。
ビットコインに興味がある方は、こちらの記事もオススメです。
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この記事のまとめ
ビットコインとイーサリアムは同じように扱われていますが、実は全く別物であることがお分かりいただけたと思います。
最後に、投資はご自身の判断でお願いします。皆さんもステキな投資ライフを!