こんなお悩みに答えます。
この記事を最後まで読めば、セキュリティを高め、あなたが購入した大切なNFTを詐欺師から守ることができます。
具体的には、NFTや仮想通貨のお財布である「ウォレットのセキュリティを高めるために必須」の2つの方法をお伝えします。
オススメのハードウェアウォレットは、圧倒的な信頼性と使いやすさを誇る『 LEDGER NANO S PLUS 』です。
唯一、Bluetoothは使えませんが、最高ランクの機種と同等の機能を持ちこれで十分です。
LEDGER NANO X:¥23,999
LEDGER NANO S PLUS:¥12,499
仮想通貨やNFTをやっていると必ず出てくる、「秘密鍵」と「シークレットリカバリーフレーズ」がよく分からないまま使っている方も多いですが、本当にキケンです。
この記事ではあなたの大切な資産を守るため、セキュリティを高める方法をレベル1とレベル2に分けてお伝えします。
- メタマスクを取引用と保管用に分けること
- ハードウェアウォレットを使うこと
「2つともやってる!」という方はそっとこの記事を閉じていただいて大丈夫です。
まだやっていない方は、最後まで読むことをオススメします。
特に、レベル1はカンタンにできるので、NFTをやるなら全員設定してください。
レベル2は多少コストもかかりますが、セキュリティは何より大切なので、レベル2を強くお勧めします。
>>メタマスクを取引用と保管用に分ける方法を知りたい方はこちら
セキュリティを甘くみた結果(体験談)
なぜここまでしつこくセキュリティの話をするのか。
本当は思い出すのもイヤですが、読者の皆さんには絶対に同じ経験をして欲しくないのでお話します。
実は過去に、NFTと通貨を合わせて50万円(含み益を入れたら100万円以上!)失ってしまいました。
本当にショックでしたが、理由は自分のセキュリティが甘かったからです。
筆者のケースはかなり特殊でしたが、レベル2のハードウェアまでやっておけば防げる確率は高かったはずです。
NGとされる行動はとっていませんが、「自分だけは大丈夫」と思っていました。
それでも、セキュリティが甘かったばかりに大切な資産を失いました。
読者の皆さんには、こんな経験はして欲しくありません。
これからNFTを長期で保有することを考えている方にとって、保険だと思えばハードウェアウォレットも大した金額ではないはずです。
ぜひこの記事をしっかり読んで、防御力を高めてください。
ウォレットのセキュリティを高める2つの方法
ウォレットのセキュリティを高める方法は2つあります。
一つ目はメタマスクを複数つくり(無料)、取引用と保管用に分けること。
これは無料でできますし、必ずやって欲しいレベル1です。
二つ目はハードウェアウォレットを使うことです。
ハードウェアウォレットを購入する必要がありますが、NFTや仮想通貨の価値が5万円以上あるなら保険として持つと良いでしょう。
セキュリティが超重要な理由をおさらい
なぜここまでセキュリティにこだわらなければならないのでしょうか。
セキュリティが重要な理由を、一度カンタンに整理しておきます。
中央集権型から分散型へ
なぜNFTを扱う人はセキュリティを高める必要があるのか、改めて考えてみましょう。
NFTにはブロックチェーンの技術が使われています。
ブロックチェーンが使われると、中央集権型から分散型になっていくと言われています。
中央集権とは、例えば銀行や、いまや国を動かす力すらあると言われるGAFAなどの企業です。
彼らに集中していた権力が個人へと分散していく流れは、個人にとってメリットがたくさんあります。
他人に個人情報を握られなくて済んだり、個人間で取引が可能になり、今よりも自由に「価値」を移転できるようになります。
これはWeb3と言う大きな概念で語られ、テクノロジーが世の中をまた大きく変える転換期となっているのです。
分散型の世界でのセキュリティ
では、分散型にデメリットはないのか、と言えばやはりあります。
それが「セキュリティを自己管理する必要があること」です。
情報を銀行のような中央管理者に渡さない代わりに、自己責任で資産を管理する必要があります。
代表的な管理対象は、仮想通貨の世界では”秘密鍵”と呼ばれるパスワードに相当するもの。
「秘密鍵」は64桁の英数字の羅列で構成されます。
12の英単語からなる、シークレット・リカバリー・フレーズとは全く別物なので注意してください。
- 秘密鍵(64桁の英数字)→ブロックチェーンに刻まれた自分の資産を管理するもの
- シークレット・リカバリー・フレーズ(12の英単語)→「秘密鍵」を復旧するためのもの
インターネット上には、あなたのお金を狙う詐欺師やハッカーがうようよしています。
あの手この手であなたのシークレット・リカバリー・フレーズや「秘密鍵」を盗もうとします。
どれだけ細心の注意を払っていても、必ずミスは起こると思ってください。
もし、何かの拍子にあなたの秘密鍵が盗まれてしまえば、ウォレットに入った大切な資産は全て盗まれてしまうでしょう。
セキュリティレベル1:メタマスクを分ける
無料でできるので、ゼッタイにやってください。
ただし、資産をしっかり管理したい方は、ハードウェアウォレットの対策もしっかりしましょう。
セキュリティを高められていないケース
ただし注意して欲しいのは、先ほど述べたとおり、アカウントを完全に分けてメタマスクを作らなければならないことです。
以下のやり方ではアカウントを分けていることにはなりません。
メタマスクを2つ作っても、同じシークレット・リカバリー・フレーズを使ってセキュリティが破られてしまっては意味がありません。
セキュリティを高める方法
ではどうしたらいいかと言うと、この画像のように、アカウントを複数つくりましょう。
以下の手順に沿って、必ずGoogleアカウントを分けてくださいね。
まずはChromeの画面を開き、右上から操作してください。
以下の画面が開きます。「アカウントなしで続行」しましょう。
アカウントが複数になっても迷わないように、名前やカラーを設定しましょう。
これで複数アカウントが完成しました。
最後に、新しいアカウントでメタマスクを作成しましょう。
「MetaMaskってなに?登録方法と使い方を知りたい」 そんな悩みにおこたえします。 不安妻何に使うの? […]
ただし、これではハッキング対策は完全ではありません。
なぜなら、あなたの大切な資産が、常時インターネットに晒されているからです。
よりセキュリティを強固にするには、ハードウェアウォレットを使う必要があります。
セキュリティレベル2:ハードウェアドウォレットを使う
ハードウェアウォレットの説明の前に、世の中にはホットウォレットとコールドウォレットと呼ばれるものがあります。
まずはこの違いをカンタンに解説します。
イメージは以下の通りです。
コールドウォレット:銀行口座
分かりやすく例を出すとこんな感じです。
コールドウォレット:ハードウェアウォレット
ホットウォレットの特徴
インターネットに常に接続されているという特徴があります。
最大のメリットは、取引がスムーズにできること。
一方でデメリットとしては、常にインターネットに接続されているためハッキングにあうリスクが高まります。
これは、セキュリティレベル1でご紹介した「メタマスクをわける」でも同じリスクがあります。
コールドウォレットの特徴
一方でコールドウォレットは、完全にネットから切り離されています。
メリットとしては、セキュリティが格段に上がることです。
ただしデメリットは、NFTや通貨の移動をするたびに操作が必要になりやや手間がかかります。
コールドウォレットを持つ重要性
メタマスクを分けるレベル1だけでも、セキュリティは高めることができます。
ただし、筆者はレベル1をやっていましたが、残念ながら不十分でした。
稀なケースかと思いますが、PCがウィルスに感染してしまったと思われます。
防ぐことが難しかったのですが、それでも、唯一やっておくべきだったのがハードウェアウオレットです。
ハードウェアウオレットの場合は、「秘密鍵」を、ネットと完全に切り離されたハードウェアに保管します。
これにより、万が一PCをハッキングされてしまった場合でも「秘密鍵」を抜かれることはできません。
オススメのハードウェアウォレット
オススメのハードウェアウォレットは『 LEDGER 』です。
日本語での解説もあり、動画も豊富な点が初心者にも安心です。
LEGERの製品概要
オススメNo.1は『 LEGER NANO S+ 』
LEDGERの中で、最高ランクの機種は『 LEDGER NANO X 』です。
Bluetoothまで使えるのは魅力的ですが、「Bluetoothはなくても良いかな」という方には最近発売された『 LEDGER NANO S PLUS 』がオススメです。
価格が1万円台なので、手が届きやすくなりました。
仕様は以下の通りで、仮想通貨やNFTのセキュリティに必要なものは全て揃っています。
- 最大100個のアプリ
- 解像度128×64 pxの画面
- USB-C
- 認証済みセキュアチップ(CC EAL5+)
- NFTの管理
LEDGERの注意点
ここまで読んでいただき、LEDGERの購入を考えている方に、最後の注意です。
致命的なミスになりかねないので、しっかり読んでから進みましょう。
公式サイト以外では買わない
インターネットで検索してみると、中古品や、公式サイトよりちょっとだけ安く売られている商品があります。
ゼッタイに買わないようにしましょう。
誰かが一度使ったもの、パッケージを開封した可能性がある商品は、ウィルスを仕込ませることだって不可能ではありません。
端末やシークレット・リカバリー・フレーズを無くさない
LEDGERをハードウェアウォレットとして使えば、セキュリティとしては最高クラスです。
ただし、ハードウェアウォレットの端末自体は物理的なモノです。
これを無くしてしまった場合、またはシークレット・リカバリー・フレーズを誰かに知られてしまった場合は非常に危険な状態です。
ゼッタイに他人の手に渡らないよう、管理しましょう。
セキュリティに関するよくある質問