NFTの盛り上がりを見て、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
今回はNFTをOpenseaで出品して販売する方法について詳しく解説していきます。
まずはNFTを出品するまでの流れを確認してみてください。

Step.01から最後まで一緒に進めていきましょう。
初心者が迷いそうなところにフォーカスして解説するのでご安心ください!
NFTで出品したいものを用意する

まずはNFTアートとして出品したい画像を用意します。
png/jpeg画像であればNFTアートとして出品することができます。
画像は「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」などで作成するか、自分で撮った写真でも構いません。
ピクセルアートも手軽にできて人気があります。

仮想通貨口座を用意する

次は仮想通貨口座です。
NFTを始めるには手数料支払いや売買に必要な仮想通貨口座を用意しましょう。
仮想通貨口座を作れるところはいくつかありますが、初心者はコインチェックでの口座開設がオススメです。
登録がまだの方はこちらにも詳しく手順を解説しています。
「コインチェックの口座開設の方法をできるだけ丁寧に教えてほしい」 そんなお悩みにお答えします。 今だけ限定で、口座を開設するだけでビットコイン1,500円分がもらえます。[ca[…]
それでは、次のステップにすすみましょう!
Openseaにログイン

Openseaは世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
NFTの世界に国境はないので、出品者も購入者も世界中のユーザーになります。
他にもNFTマーケットプレイスはありますが、まずは一番大きなマーケットで試してみることをオススメします。
仮想通貨口座を紐づける

Openseaのメインページに入ったら、右上にあるマークをクリックしてMetamaskを選択します。
「MetaMaskってなに?登録方法と使い方を知りたい」 そんな悩みにおこたえします。 不安妻何に使うの? […]
メタマスクはできましたか?
ではもう一度、Openseaの画面から説明します。

Openseaでこちらの画面になったら「Sign In」をクリックします。

自分のアカウントが表示されMetaMaskとOpenseaを接続していいか聞かれているので、「次へ」をクリック。

最後にアカウントの設定です。
UsernameとEmailアドレスを記入してください。
Bioのところは空欄でも大丈夫です。

これで保存すれば登録は完了です!
それではNFTの出品を実際にやっていきましょう。
Openseaでの出品

出品にはコレクションとして出品する方法と、単品で出品する方法があります。
出品の部分は細かい設定があるので、流れを整理していきます。

コレクションはなくても良いという方は、商品を登録して出品するに進んでください。
それでは、まずはコレクションの初期設定をしていきましょう。
自分のアイコンから「My Collections」を選びます。

Create a Collection(コレクションをつくる)をクリックしましょう。
コレクションに使う画像の設定
まずはコレクションの見た目、画像を設定していきましょう。
ロゴ画像:コレクションのアイコンになります
アイキャッチ画像:コレクションの一覧ページなどで表示されます
バナー画像:コレクションページの最上部に表示されます

コレクションの詳細情報の登録
画像が決まったら次は詳細情報の登録です。
特に”名前(Name)”や”詳細情報(Description)”は最低限欲しいところです。
名前:コレクションの名前
URL:自身のHPなどで情報を追加したいURL
詳細情報:コレクションの詳細説明
カテゴリー:アイテムのカテゴリ(入れておくと検索されやすくなります)
リンク:SNSなど各種リンク
コレクションの取引に関わる設定
ブロックチェーンはETHやPolygon、Solanaなど複数から選べます。
Ethereumのメリット・デメリット
Ethereumのメリットは海外のコレクターにも見つけてもらいやすい点です。
デメリットとしては、ガス代がかかるのでハードルが上がってしまいます。
Polygonのメリット・デメリット
Polygonのメリットはなんといってもガス代が安いことです。
できるだけ購入ハードルを下げたい場合にはPolygonが役に立ちます。
一方でメリットは、Polygonは国内のコレクターにかたよってしまう点です。
まだまだ日本の市場は海外に比べて小さいので、海外市場にもうって出たい方はEthereumの方が向いています。
コレクションの表示設定
コレクションの表示は3つのタイプから選べます。
背景が透明な作品なら①、正方形でなければ②、角まで拡張できるなら③がオススメです。

最後に、センシティブな内容を含む場合は項目にチェックを入れます。
商品を登録して出品する
では次に、商品を登録して出品していきましょう。

コレクションを作成された方は、ここで商品をコレクションに登録することもできます。
登録は以下の手順で進めていきます。

説明やプロフィールはなくても大丈夫です。
では早速始めましょう。
メニューから「Create」を選ぶと、こちらの画面になります。

ここから作品の登録を始めましょう。
画像をアップロードもしくはドラック&ドロップしましょう。


3. 説明やプロフィールを追加する
説明とプロフィールはいくつか項目があるので見ていきましょう。
入力がなくても商品の登録は可能です。
ただし、しっかりした商品の情報があれば見に来てくれた人に興味を持ってもらい易くなります。
ぜひ入力してみてください。

詳細情報の入力
さらに細かい情報を入力できます。
そこまで細かくなくて良いという方はとばしてもらっても問題ありません。
今回は試しに”特性”を以下のように設定してみました。

するとこのように反映されます。

発行枚数を決める
何枚発行するのかを設定します。
逆を返せば、同じ商品を複数枚発行することができます。
ただし同じものが複数枚ある商品を買ってもらうには、同じものが複数あったとしても手に入れたいと思ってもらえる付加価値が必要になってきます。

4.チェーン(通貨)を決める
チェーンを決めていきます。チェーンは簡単にいうと、どの仮想通貨で取引するかです。
選択肢はEthereumやPolygon、その他にも複数あります。
メリットデメリットはコレクションの登録でご紹介した通りです。

最後のFreeze metadataはOpenseaの外にデータを保存してより安全に管理できますが、今は設定しなくてもOKです。
5. 出品価格を決める

最後に出品価格を決めます。
イーサリアムで販売するには、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。
もしイーサリアムで出品する場合は、事前に仮想通貨取引所でイーサリアムを手に入れましょう。
出品するには、まずは商品ページ右上の「Sell」をクリックします。

次に出品価格と出品期間を入力していきます。

最初は出品機能を使えるようにするための確認があるので、「Unlock」しましょう。

確認の署名をしていきます。

出品前にもう一度確認があります。


Openseaでの出品パターン
Openseaでは単品とコレクション、どちらで出品したら良いのでしょうか?
もちろん単品として出品できますが、いまは比較的コレクションでの出品が人気です。
NFTを出品するときには、コレクションで出品する人が多いです。

コレクションで出品するとは、NFTを単品で出品するのではなく、シリーズとして出品するイメージです。
例えばNIKEの靴を販売する時に、エアマックスとして出品するのがコレクションです。
コレクションで出品するメリット
コレクションで出品するメリットは“ブランドを作りやすい”ということです。
コレクションにある統一性を持った商品を出品することで、クリエイターの世界観を表現することができます。
その世界観がブランドになります。
また、ブランド品は人の購入意欲をかきたてます。
「あのインフルエンサーが持ってるコレクションが欲しい」と思ってもらえれば、次の商品は確実に売れるようになります。
コレクションで出品するデメリット
コレクションで出品するデメリットは2つあります。
コレクションで出品するデメリット
- 出品する商品が限られるということ
- ブランド価値が落ちると商品全体の価値が落ちる
1つ目は出品する商品が限られるということです。
例えばNIKEの例で、エアマックスに突然ハイヒールが出品されたらどうでしょう?
エアマックスをこれまで購入してくれた人も、これから購入しようとしている人も混乱してしまいますよね。
コレクションのメリットは統一性を持たせられることです。
統一性を無視して商品を出品すると、ブランドを損なってしまいます。
2つ目は、ブランド価値が落ちると商品全体の価値が落ちるということです。
NIKEのエアマックス全体の人気が下がれば、当然一つ一つの商品の価値も下がります。
コレクションがうまくいかなかった場合、ブランド全体を再構築するか、新しいブランドを立ち上げることになります。
コレクションの出品に向いているケース
コレクションの出品に向いている商品は、シリーズ化しやすい商品です。
パッと一目見れば「これはあのコレクションだな」と分かる商品を作るケースです。
逆に、一つ一つの商品に独自性を大切にしたいのであれば、単品でも良いかも知れません。
有名なコレクション
Bored Ape Yacht Club(BAYC)

Bored Ape Yacht Club(BAYC)は猿をモチーフにしたNFTです。
海外のセレブ達がこぞってSNSのアイコンにしており、そのブランド価値が非常に高まっています。
アイコンの猿ももちろんですが、ブランドの価値は保有者限定のコミュニティにあります。
つまり、この猿のアイコンを持っていればセレブや著名人と同じコミュニティに入り、様々なメリットを用意することでブランド価値を高めています。
コレクション:https://opensea.io/collection/boredapeyachtclub
CLONE X

コレクション:https://opensea.io/collection/clonex
CLONE Xは2021年10月、村上隆氏と、NFTクリエイター集団3人が立ち上げたRTFKT(アーティファクト)のコラボレーションで生まれたNFTコレクションです。
CLONE Xはメタバース空間に自分のオリジナルのキャラクターを作ることが可能です。
しかしなんと言っても、CLONE Xのブランドを作り上げているのは村上隆氏を含むクリエイター達の世界観にあります。
「僕はNFTという空間が、アートの世界やアーティストにとってどのような革命をもたらすのか、とても期待しています。RTFKTの作品はここInstagram上で発見し、チームの@benit0 @zaptio @clegfxと繋がりました。
お互いの仕事/作品への敬意と愛情を通して、特別なアバターのデザインを一緒に作っています。このような革新的でモチベーションの高いチームと一緒に仕事ができることはとても嬉しいことです。
に作業しています。このコラボレーションを皆さんに楽しんでいただき、NFTの新たな魅力を発見していただければ幸いです」
村上隆氏のInstagra
公式サイト:https://clonex.rtfkt.com/
いかがでしたでしょうか?出品ができたら、あとはマーケティングで買い手をさがしていきましょう。
皆さんにもステキなご縁がありますように、ともに頑張っていきましょう!