教育移住したい!!
AI化などの技術革新やグローバル化が進み、私たちの生活は日々変化していくのを感じますよね。
大人だってこれからの時代を生き抜くためにどうしたらいいか模索中なのに
「いったい子供たちに必要な教育ってなんだろう?」
と考えることありませんか。
わたし自身、これまで半年以上にわたって教育移住先を考えてきました。
はい、わたしはタイトルの通りで、気になったら何時間でも調べてしまうたちの人です(笑)
国内ではすでに教育移住者へのヒアリングも行い、実際に長野県まで視察に行っています。
国内、特に長野県の教育移住に興味のある方はぜひこちらのnoteもご参考にしてくださいね。
【教育移住に失敗したくない方必見!】視察で分かった5つのリアル-国内編
この記事では教育系ITベンチャー企業に勤めるワーママが、
子供の教育について考え、調べ抜いた結果、教育移住先としてオランダに強く惹かれる理由をお話します。
こんな方にオススメの記事です。
- これまでの日本教育に不安を感じ教育移住を考えている
- 教育移住も視野に教育についてこれから考えたい
- 海外への教育移住に興味がある
- オランダの教育に興味がある
子供のために海外へ教育移住なんて・・と、ハードル高く感じる方もいると思います。
でも、もしリモートワークで場所を問わず生活できるのなら
もしくは現地で働くガッツがあるなら
国内外問わず興味のある場所で生活してみるのも十分ありだと思っています。
子供の海外への教育移住について興味のある方に、ぜひ参考にして欲しい内容です。
なぜオランダへの教育移住が魅力的なのか
まず結論からいうと、オランダへの教育移住が魅力的な理由は大きく2つあります。
1つはオランダの教育が魅力的なことです。
オランダにはイエナプランという教育が広まっています。
イエナプランについては後ほど解説しますね。
イエナプランはこれからの時代に求められる自由な発想や個性と
興味関心から湧き出る大きな原動力を自由に解放して伸ばすスキルを習得する教育
として世界から注目を集めています。
2つ目は海外移住に必要なビザが取りやすいことです。
海外に教育移住するなら必ずこのハードルはクリアしなければいけませんね。
各国の海外移住の条件を調べてみると、
移住のためのビザは簡単には取れないことがわかります。
例えばアメリカにはグリーンカードというものが必要ですが、
この競争率はあまりに高く10年以上待っている方も普通です。
そんな中で、子どもにとっての教育と、
移住しやすさの両方を満たす国としてオランダが候補筆頭というわけです。
ここからはもう少し、オランダが教育移住にベストな理由を詳しく解説していきます。
教育移住でこれから子どもにとって重視される教育を
私は、これからの時代、テストでいい点数をとって偏差値の高い大学に入って企業に勤めることだけがゴールではないと考えています。
私自身は教育系ITベンチャー企業で働いています。
その中で、国の方針や政府の施策・民間企業が出すサービスも、個別最適化な探求型(STEAM教育)の学びへシフトしているのを日々感じます。
さらには企業側も、自発的で創造性のある人材を求めているのを感じます。
一方で、これまでの日本の一般的な学校では、暗記型の勉強を主としています。
全教科で平均点を取ることを重視し、個人個人がクリエイティブな発想を持って世界を視野に入れた取り組みをすることを推進・許容しているようには感じられませんでした。
日本も少しずつ変化はしていくと考えていますが
自分がその変化を感じるには当分時間がかかるのではないでしょうか。
では自分らしく生きていくために、何を目指し、子供にどんな教育が必要なのか。
人に言われたままに動くのではなく自ら考え動けるために必要なスキルとして
「21世紀型スキル」というものを見つけました。
「21世紀型スキル」とは
2009年にATC21Sという国際教育プロジェクトで定められた内容です。
簡単に言うと、情報を理解し適切に活用して、自ら学び・創造的に考え・意思決定できる自立したサイクルを回すスキルです。
また、身近な地域だけでなく世界の文化(多様性)についても理解し
チームで仕事を進められるスキルが必要だ。と解釈できます。
21世紀型スキルは、以下の4つのカテゴリーに分かれています。
■考え方(Ways of Thinking)
・創造性と革新性
・クリティカル・シンキング、問題解決、意思決定
・学ぶことを学ぶ、メタ認知
■仕事の進め方(Ways of Working)
・コミュニケーション
・コラボレーション(チームワーク)
■作業用ツール(Tools for Working)
・情報リテラシー
・ICTリテラシー
■世界での生き方(Ways of Living in the world)
・地域と世界における市民性
・人生とキャリア設計
・個人と社会的責任 (文化についての認識と理解)
なんだかハードルが高いようにも感じますが、すでに私たちの周りの生活や仕事の中でも、これらのスキルは必要とされていますよね。
子供の本来持っている自由な発想や個性と、興味関心から湧き出る大きな原動力を押し込めることなく
自由に解放して伸ばしつつ、「21世紀型スキル」を磨ける環境はどこにあるのだろうと考え教育移住という選択肢を考え始めました。
教育移住するとしたらどこがいい?
一度ここで、国内外の教育移住先として有力な場所を挙げておきますね。
教育移住:国内編
- 長野県
- 広島県
県として「探求的な学び」を高校教育へ取り入れるなど、教育に力を入れている長野県。
民間出身の広島県の教育長を筆頭に、「自ら考え学ぶ授業づくり」に力を入れている広島県。
どちらにも、オランダで広まっているイエナプラン教育を取り入れた学校が開校され、教育移住する人も増えています。
教育移住者もどんどん増えており、わたしも長野県には視察に伺いました。
子供たちにとっても自ら考える力(自発性)や協調性が養われ、大人にとっても、多様性や豊さなどの新しい学びがありそうでとても教育移住先として魅力的です。
当然ですが、ビザなどの心配がないぶん、海外よりはハードルが低いです。
教育移住:海外編
海外の場合、教育移住するにはこのような条件を確認する必要があります。
- 滞在するためのビザ(滞在許可)が取れるか
- 治安や安全面は大丈夫か
- 日本人でも暮らしやすいか
これらを考慮した上で候補に挙がったのが下の4カ国です。しかもこの4ヵ国は、全て英語が学べるのもいいですよね!
- マレーシア
- フィリピン
- カナダ
- オランダ
それぞれの国の特徴などは、改めて詳しくまとめたいと思っています。
今回はこの中でも、わたしが教育移住したいオランダについてもう少しお話します。
オランダの教育が海外の教育移住にベストな理由
オランダの教育が海外移住先として魅力的な理由は、以下の二つです。
- 世界一子供が幸せな国
- イエナプラン
それぞれ解説していきます。
オランダは世界一子供が幸せな国
2020年と2013年にユニセフ・イノチェンティ研究所が発表した報告書で、オランダは「子供の幸福度」が総合1位でした。
ちなみに日本は、38カ国中20位です。
身体的な健康が1位(38カ国中)なのに対し、精神的な健康が37位(38カ国中)と、両極端な結果になっています。
ニュースで目にする子供の自殺やいじめの問題などから順位が低いとは思っていましたが
ワースト2位にはちょっと驚きですね。
ちなみに、オランダのGDP(国民一人あたりの労働生産性)は日本の約1.5倍です。
幸せな暮らしを送りながら生産性は日本より高い暮らしってどんなものか、気になりませんか?
オランダはイエナプラン実践の場
イエナプランは世界7大教育法のひとつで、オルタナティブ教育の一つにも位置付けられています。
ドイツで誕生しオランダで普及したオープンモデル型の教育です。
異年齢のグループで「会話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の4つの基本活動をベースに学びを進め
1人ひとりの個性を尊重しながら自律(自発性)と共生(協調性)を学んでいくのが特徴です。
ここまででもお話してきましたが、これからの教育モデルとしてイエナプランの考え方は世界から注目を集めています。
オランダの教育を日本で受けるには国内教育移住
あまり知られていませんが、日本にもイエナプランを取り入れた2つの学校があります。
オランダへの海外教育移住はちょっとハードルが高い。。という方も、ぜひ一度調べてみてください。
「大日向小学校」
日本初のイエナプランスクールで、2019年4月 長野県佐久穂郡佐久穂町に開設しました。
「誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界」をコンセプトとし、イエナプラン教育に日本教育ならではの良さを取り入れた独自の教育を実施しています。
<学校法人 茂来学園 大日向小学校>
https://www.jenaplanschool.ac.jp/
こちらについては、現地に行って視察してきた内容をまとめたnoteの中によりリアルな情報を載せています。
【教育移住に失敗したくない方必見!】視察で分かった5つのリアル-国内編
広島県福山市立常石小学校
日本初の公立のイエナプラン校で、2022年4月 広島県福山市沼隈町に開校予定です。
まとめ
子供の多様性と自立性、協調性を伸ばしたいと思っている方へ、オランダへの教育移住はオススメです。
子供だけでなく親にとっても視野が広がり新たな学びが得られることでしょう。
ただ、教育移住をしても、いいことばかりではないと思います。
私も過去に海外に数年住んでいましたが
衛生・公共サービス・食文化において日本は最高レベルだと思うので
改めてその素晴らしさに気づくことでしょう。
子供のため、もしくは自分が興味があって教育移住したいと考えている方、
一緒に自分らしく豊に幸せに暮らせる場所を探していきましょう!
今後も教育移住に関する記事を書いていきたいと思うので
またのぞきに来ていただけたら嬉しいです。
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