皆さんは自分の子どもにどんな教育を受けさせてあげたいですか?
私自身、アメリカで2人の男の子を出産し、アメリカの教育をみる中で日本と海外の教育について考える機会が多くありました。
そんな私は今、オランダの教育にとても興味があります。
実際に、2021年11月現在、オランダへの教育移住を計画中です。
なぜオランダへの海外移住がベストな選択なのか | 教育業界に勤めるワーママの結論
オランダの教育に興味がある理由はこの2つです。
- オランダは「世界一子供が幸せな国」
- オルタナティブ教育「イエナプラン」で主体性と協調性が育つ
この記事では、初めてオランダの教育について学ぶ方にも分かりやすいように、オランダの教育の魅力をご紹介します。
なぜオランダの教育に興味を持ったのか
皆さんも実感されている通り、今の世の中は驚くべきスピードで変化し続けていますよね。
これまでの常識がまったく通用しない世界が日々進行しています。
普段生活しているだけでも、私達の生き方や未来の仕事、必要とされる能力もどんどん変化するのを感じます。
そんな中で、次世代を担う子供達に必要な教育ってなんでしょう?
そんなことを考えながら、色んな国の教育について調べる中で、オランダの教育に出会いました。
オランダは「世界一子供が幸せな国」。
なんと90%以上の子供達が「幸福と感じる」と回答しています。
一方で、オランダのGDP(国民一人あたりの労働生産性)は日本の約1.5倍です。
これを見ていると、幸せを感じながら生産性も高い社会で暮らしたいと思いませんか?
私はオランダの教育現場を見たくなり、「世界一子供が幸せな国」で自分の子供も育ったらどれだけ幸せになれるんだろう。
という思いから、オランダの教育について調べることにしました。
オランダは「世界一子供が幸せな国」

2020年9月に、ユニセフ・イノチェンティ研究所が発表した報告書*によるとオランダが「世界一子供が幸せな国」というデータが公表されました。
ちなみに、2013年に公表した「子どもの幸福度調査」でもオランダが総合1位でした。
オランダの各項目では、
精神的な健康:1位(38カ国中)
身体的な健康:9位(38カ国中)
学力・社会的スキル:3位(38カ国中)
ちなみに日本は、38カ国中20位。
日本の順位を各項目ごとに見ると、
精神的な健康:37位(38カ国中)
身体的な健康:1位(38カ国中)
学力・社会的スキル:27位(38カ国中)
このデータを見てどう思われますか?
日本は、身体的な健康の順位はトップにもかかわらず、精神的な健康はワースト2位と、両極端な数値が出ています。
教育評論家・法政大学名誉教授の尾木直樹氏はコメントで、競争原理による一斉主義で子供の自己肯定感や幸福感が育っていない、いじめの蔓延、子供の自殺の問題などが原因ではないかと指摘されています。
なんとなく今の日本の子供達って生きづらそうだなと思うことありますよね。
オランダでは「イエナプラン」が広まり主体性と協調性が育つ

イエナプランとは、独自の教育コンセプト「20の原則」があり、子ども一人ひとりの個性を尊重しながら、自律(主体性)と共生(協調性)を学んでいくオープンモデル型の教育です。
オランダ国内の小学校を中心に220校以上のイエナプラン教育校が存在しています。
では、「どのように主体性と協調性を学ぶのか」をまとめました。
主体性を伸ばすための取り組み
- ブロックアワー
- ワールドオリエンテーション
- 「導く」立場としての教員
- 生徒個人ベースの評価
ブロックアワー
一人ひとりの子どもたちが週の計画を自分たちで立て(タスク量は先生が調整したりします)、自律的に学習をします。
やっているうちに自分の得意不得意や、効率的な学び方、楽しくやれる方法が分かります。
毎週、PDCAサイクルをまわすことになるからです。
そうして、子どもたちに力がつき自律的に学習できるようになります。
ワールドオリエンテーション
イエナプラン教育では、すべてにかかわる重要な学びとしてワールドオリエンテーションという総合学習の形態を用いています。
子どもの問いかけを学習の出発点とし、学んだことは仲間と共有し協力しながら、総合的に学んでいくのです。
教員は「導く」存在
イエナプラン教育において、教員は「グループリーダー」として「導く」役割を持ちます。
具体的には、生徒の自発的な学びと行動を促すことです。
教師は立場が上などということはありません。
協調性を育むための取り組み
- 異年齢の子供で構成されるグループ
- 4つの活動内容
- 教室はリビングルーム
- 違いを受容する
異年齢の子どもで構成されるグループ
イエナプラン教育では通常、4‐6歳児、6‐9歳児、9‐12歳児の3つのグループに分け、3学年が混在したグループで3年間過ごしていきます。
子ども達は同じグループの中で、年少・年中・年長の3つの立場を経験するため、子ども同士の学び合いが生まれます。
イエナプラン教育が大切にしている、「お互いの違いを受け入れ相手を尊重する姿勢」を自然と学んでいくことができるのです。
「会話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の4つの基本活動
イエナプラン教育には日本の学校のように科目ごとの時間割はありません。
学びに必要な「会話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の4つの基本活動をベースに、学びを進めていくスタイルです。
教室はリビングルーム
教室を家族で過ごす「リビングルーム」として捉えているイエナプラン教育。
そのため、教師と子どもが話し合いながら、自分達が居心地がよい空間を、自分達で整えていきます。
これにより、思いやる気持ちや信頼関係から家族のような絆が生まれます。
オランダに広がるイエナプランは日本にはないの?
日本ではまだあまり知られていないイエナプラン教育ですが、日本初のイエナプランスクールとして2019年4月長野県佐久穂郡佐久穂町に「大日向小学校」が開校しています。
<学校法人 茂来学園 大日向小学校>
https://www.jenaplanschool.ac.jp/
「誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界」をコンセプトとし、イエナプラン教育に
日本教育ならではの良さを取り入れた独自の教育を実施しているようです。
また、広島県福山市では日本初の公立のイエナプラン校として、2022年4月より、「常石ともに学園(イエナプラン教育校)」が開校する予定です。
オランダの教育を調べて感じたこと
これからの未来を生きる子供達にとって、自発性と協調性を身につけ自分らしく生きていけたら良さそうなことは分かりました。
一方で、これらのスキルは、大人にこそ求められているようにも感じます。
違いを許容しながら主体的に活動し自分らしい人生を送る。
そんな生き方をするために、私達大人こそ、イエナプラン教育を学び幸せになりたいと感じました。
オランダへの教育移住はもちろん子どもたちのことを考えてのことですが、親にとってもきっと大きな転機になるのではないかと思います。
これからも、オランダ教育や移住に関する記事を書いていきますので、またこのブログに遊びに来て頂けると嬉しいです。
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