女性の方でも、ドライヤーをすると髪がたくさん抜ける・・朝起きたら枕に髪がたくさんついている・・と、薄毛が気になることありませんか?
「30代だし、まだ薄毛を気にするには早い」と思っている方は要注意!
実は女性は、30代から抜け毛が増え薄毛になり始める人が多いそうです。そして成人女性のうち、なんと約40%も薄毛を経験しているそうですよ。
何もしなければ薄毛は徐々に進行していきます。
人から「髪薄くなった?」などと言われる前に、なんとかしたいですよね。
原因を把握して必要な対策を行うことで女性にとって大切な髪を守っていきましょう。
ところで女性の皆さんは、薄毛の原因を正しく把握されているでしょうか。
私が薄毛に悩んでいた時も、なかなか女性で薄毛に悩む方の体験談は見つけられなかったので、今回は思いきって書いてみることにしました。
この記事では、アラサーの私が産後に薄毛で悩んだ体験から、原因を徹底的に調べ自分で検証してみたので、その結果を皆さんにも知っていただければと思います。
- まずは薄毛のセルフチェックリスト5つ
- 薄毛の原因とパターン3つ
- 薄毛の対処法とヘアケアについて
私は薄毛の兆候があっても、「女性だし髪なんてまた増える」とあまり原因を考えたりしませんでした。
今考えれば、1人で抱え込まず、薄毛の対策をしておけば「これほど悩まなくて済んだのに」と思います。
最近、薄毛が気になり始めた女性のケアに、何か参考になれば嬉しいです。
まずは薄毛のセルフチェックリスト5つ
抜け毛が増えてくると、比較的髪の毛の量が多い女性でも気になるのが、薄毛の心配です。
まずは現状、ご自身の状態をチェックしていくことで、薄毛の原因を探っていきましょう。
- 抜け毛が増えてきた
- 髪が細くなってきた
- 分け目が目立つようになってきた
- 頭皮に痒みや赤みがある
- フケが出る頭皮がベタつく
- 頭皮が硬くなった
正常な人でも、髪は1日に約50〜100本前後は抜けると言われ、髪の毛は常に生え変わっています。
私自身も、お風呂に入ったあとや朝起きたときに、最初は少しだった抜け毛がだんだん増える恐怖を味わいました。
でも、よーく自分の抜け毛を見てみると、以前と違うことに気がつきました。
では正常な髪と薄毛の兆候がある時の抜け毛はどう見分けたらいいのでしょう?
見分ける時は、抜け毛の毛根を見てください。
健康な髪の毛の毛根
抜けた髪の毛をよーく見てみてください。
実は健康な時の髪と、ストレスのかかっている時の髪では形が違います。
健康な時には、マッチのように毛根が丸く、白い状態になります。
薄毛の兆候がある髪の毛の毛根
では反対に、薄毛の兆候がある髪の毛の毛根はどうなっているでしょうか。
薄毛の兆候をしっかり見つけることで、早い段階で原因を知り対策することができます。
- 毛根が細くなっている:栄養不足
- 毛根が血行不良棒のようにまっすぐ:栄養不足、血行不良
- 毛根から毛が生えている:ストレス、乾燥、栄養不足、血行不良
- 毛根がギザギザ:ストレス、脱毛の繰り返し
- 毛根が尖っている:ストレス、ホルモンバランス異常
- 毛根に白い付着物がある(透明のセリー状のは毛根鞘です):皮脂分泌多量、洗い残し
薄毛対策を行うには、まずはその兆候を知ることが大切です。
繰り返しになりますが、原因を知って早めに対策をとることで、大きな進行を食い止めることができるかもしれません。
髪の毛が細くなるのも薄毛の兆候のひとつです。
髪の毛全体のボリュームがなくなった、最近スタイリングがうまくできない、などの場合は薄毛が進行するサインなので、早めに対策を始めましょう。
ちなみに、産後に抜け毛が多くなるのは「分娩後脱毛症」と言います。
これは産後のホルモンバランスの変化によるものなので、時間とともにホルモンバランスが改善することで、抜け毛や薄毛は改善されるようです。
実際に私も、産後1年程は薄毛に悩みましたが、その後は徐々に改善しました。
女性の薄毛の原因と考えられる7つのこと
薄毛の兆候の次に、そもそもなぜ薄毛になってしまうのか。その原因について7つにまとめました。
- 女性ホルモンの低下
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 血流が悪い
- 皮膚の炎症
- 全身性の病気
- 遺伝
私の場合は、おそらく産後のホルモンバランスの変化や、初めての育児によるストレスだったと思います。
皆さんも1人1人、状況は違うと思います。
この”薄毛の原因”について、一つずつ説明していきますので当てはまるものがないか見ていきましょう。
女性ホルモンの低下
女性ホルモンの減少が薄毛の原因になることがあります。
エストロゲンという女性ホルモンが、肌や髪の毛を健康に保つ働きをしています。
この女性ホルモンが減少することで、髪の毛の成長が遅くなり、薄毛の原因となります。
その女性ホルモンは、30代前半をピークとし徐々に低下していき、40~50代の更年期を迎えると分泌量が急激に低下し、体調に変化を起こします。
同様に産後も、女性ホルモンの分泌量が低下するため、更年期同様に抜け毛が増え薄毛になりやすいのです。
生活習慣の乱れ
女性は特に甘いものが好きな方も多いと思います。
また、ケーキやチョコレートには油分も多く含まれています。
これらの食品を取りすぎていたり、不規則な食生活も薄毛の原因になるとされています。
また、成長ホルモンは睡眠中だけに分泌されます。
睡眠の質と量が乱れている方は、一度見直してみてくださいね。
ストレス
強いストレスがかかることで、頭皮の状態に影響が出て薄毛の原因になることもあります。
例えば、頭皮の血行不良や、栄養不足などが起こると髪の毛の成長に影響が出てきます。
女性は特に、仕事や人間関係でストレスを抱えることが多いので注意が必要ですね。
血流が悪い
血行が悪くなると、髪の毛に必要な酸素や栄養が行き渡らなくなります。
その状態が続くと、成長途中の髪にも元気がなくなり、抜け毛や薄毛の原因になっていきます。
特に大切なのは、毛細血管です。
毛根の周辺にはたくさんの毛細血管があり、毛細血管を通じて、どれだけ毛乳頭に血液が流れるかが重要です。
皮膚の炎症
もし、頭皮が赤くなっていたりする場合は特に注意が必要です。
私自身、肌に合わないシャンプーを使っていた時は気づくと皮膚に炎症が出来てしまっていました。
また、髪の分け目が紫外線に当たりすぎたりしていることも薄毛に繋がる原因として考えられます。
全身性の病気
自己免疫疾患や貧血、甲状腺の病気などの全身性疾患によって抜け毛がひどくなり薄毛に繋がることもあります。
単なる加齢だけでなく、他にも気になる症状がある場合には、お医者さんに相談しましょう。
遺伝
薄毛には遺伝も関与しているようです。
親族で薄毛の女性が多い場合は、薄毛になる可能性が高まります。
他の原因が特に思い当たらない場合は、遺伝による可能性が高いかも知れません。
女性の薄毛の対処法
ここまで女性の薄毛の兆候、原因をみてきました。
最後に、女性の薄毛の対処法について見ていきましょう。
こちらを一つずつ解説していきます。
- 食事の栄養バランス整える
- 睡眠をしっかり確保
- 適度な運動をする
- 頭皮のケア
- ストレスを溜め過ぎない
- 専門クリニックに相談
食事の栄養バランス整える
髪の毛はタンパク質からできています。
日本人の食事摂取基準によると、一日に必要なたんぱく質は摂取エネルギーの13~20%が理想とされており、推奨量は、成人男性は一日60g、成人女性は一日50gとなっています。
良質なタンパク質を含む、バランスの良い食事を心がけ薄毛への対策をしていきましょう。
睡眠をしっかり確保して薄毛対策
睡眠をしっかり取ることも薄毛の対処には有効です。
睡眠中に多く分泌される「成長ホルモン」が、髪の毛を成長させます。
質の良い十分な睡眠を確保することで成長ホルモンが分泌され、髪や肌などのターンオーバーの正常化を促し、アンチエイジングに働いてくれます。
実は睡眠は、肌だけでなく髪にとっても大事なんですね。
薄毛が気になる方は、睡眠の質と量を見直していきましょう。
適度な運動も薄毛対策になる
先ほどの「成長ホルモン」は、運動で分泌を増やすこともできます。
筋トレや持久運動など強度の高い運動を行うことで、血中の成長ホルモン濃度は通常の約200倍にも増加します。
ぜひ、運動を日々の生活に取り入れて、血行を良くし、ストレスを解消して睡眠の質を高めるという、薄毛対処法を取り入れて良い循環を生み出しましょう。
頭皮のケアは薄毛対処の基本
頭皮の状態を清潔に保つために、頭皮ケアも重要です。
薄毛対策のポイントがありますので、こちらにまとめました。
- シャンプー前のブラッシングで汚れを落とす
- 頭皮マッサージで血行を良くする
- シャンプーはしっかり洗い流す
- 髪同士を擦らないように、根本からまんべんなく乾かす
ちなみに、乾かす時には水分保持効果のあるドライヤーがオススメです。
また、女性に気をつけて欲しいのは髪型です。
髪の毛をきつく束ねていると、毛根に圧がかかり血流が悪くなることで髪への負担が大きくなります。
薄毛対策としては、ポニーテールのような髪型は避け、髪への負担を減らすヘアスタイルを取り入れましょう。
女性の薄毛で多い悩みでもある髪型については、こちらの記事もご参考にしてください。
【薄毛カバー】オススメの髪型3選|薄毛を目立たせてしまうNGな髪型も紹介
ストレスを溜め過ぎない
精神的なストレスが薄毛の原因になることがあります。
髪の毛のことで悩みすぎるあまり、薄毛を進行させては悪循環ですよね。
髪の毛が気になるのはよく分かります。
気持ちの持ちようとして、薄毛が気になっても「ヘアバンド」や「ウィッグ」を取り入れてオシャレは楽しめる、と知っておくだけでも不安を和らげてくれると思いますよ。
専門クリニックに相談
本格的に薄毛の治療をしたい場合には、専門医の受診をオススメします。
脱毛症を治療する場合には、皮膚科の「脱毛症外来」「毛髪外来」などで検索してみるといいでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
女性でも薄毛に悩むことがありますが、なかなか体験した話やその原因や対処法を知ることが難しいです。
私自身も、薄毛の情報をネットで色々調べることは出来ても、”体験した女性の話”を聞くことが出来ませんでした。
この記事が少しでも、薄毛に悩む女性の力になれば嬉しいと思います。
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